東証プライム · 6947 · 3月期 Zuken Inc.

株式会社図研

プリント基板やワイヤハーネスの設計を支援するCADと、システム設計ソフトウェアを開発する会社
終値
¥4,8202026年5月21日
−17% 2025年7月高値 · +55% 2024年8月安値
時価総額 / EV
¥1,016億 / EV ¥655億
ネットキャッシュ ¥361億(時価総額の36%)· FY3/26総還元 134%
EV / EBIT · フォワード
9.8x
実績ベース 11.2x · 2025年7月高値時 ~15.5x 予想ベース · 唯一の国内上場同業他社を上回る
投下資本利益率 · トレーリング
13%
FY3/24 10.6% → FY3/26 13.0% · 拡大局面 · キャッシュ控除後 ~50%
営業利益率
13.6% · FY3/26実績
FY3/27会社計画 14.6% · 中計FY3/28目標 ~15.1% · 販管費の伸びを抑えることで利益率を拡大
株式数 & 流動性
21.1百万株 · 自己株控除後
自己株 117万株(5.3%) · 金子家 24% · Artisan 8.1% · 60日売買代金 ¥2.75億
01 · 株価レジーム

この2年間、株価を動かしてきたものは何か

2024年8月5日の安値¥3,115から2025年7月17日の高値¥5,820まで、株価は約11カ月で+87%上昇した。背景には、利益率改善を示す開示、還元方針の見直し、3カ年中計の提示がある。その後は約9カ月で3割程度調整しており、次の評価を決める論点は「バリュエーション」「配当・自己株買いの下支え」「MBSEの収益化」の3点となる。

6947 対 TOPIX · 24カ月 · 日足ローソク+出来高
高値 ¥5,820 · 2025-07-17 安値 ¥3,115 · 2024-08-05 現在 ¥4,820
図研 · 日足ローソク 60日単純移動平均 TOPIX 連動指数(1308.T)リベース 出来高

01 · 上昇局面 図研は、電気設計者が描いた回路図を、実際に動くプリント基板や自動車内のワイヤハーネス、防衛・航空宇宙分野のシステム設計へ落とし込むソフトウェアを提供している。製品群は五つある。日本の完成品メーカーに加え、2006年にSim-Teamを買収して以降、E3.seriesを採用する欧州の産業機器・鉄道車両メーカーにも深く入り込んできた。顧客が長年蓄積した設計データは簡単に他社製品へ移せないため、創業50年の図研には安定した顧客基盤がある。収益は三段階で積み上がる。まずCR-8000またはE3.seriesのライセンスを販売し、その後は毎年更新される保守サービス料を受け取る。さらにDSシリーズで、製品の世代をまたいで設計データを管理する。クライアントサービスはFY3/26売上の42.9%に達し、ライセンス売上の+3.5%を上回る+9.1%で伸びた。期末受注残は¥262.2億(+25%)と、今後およそ半年分の売上に相当する。株価が2024年8月5日の¥3,115から2025年7月17日の¥5,820へ上昇した背景には、三つの開示があった。2024年11月にDOEを5%以上とする株主還元方針を導入したこと、2025年5月のFY3/25本決算で、売上+5.9%に対して営業利益が+12.4%となり、保守サービスと日本事業の構成比上昇による採算改善を示したこと、そして同時に¥30億の自己株買い枠と、FY3/28までに売上¥490億・営業利益¥74億を目指す3カ年中計を発表したことである。

02 · 下落局面 転機は2025年8月6日だった。Q1 FY3/26は売上¥91.19億(+1.1%)、営業利益¥8.27億(−3.4%)で、一見すると減速した。ただし、中期計画は売上の本格的な伸びを2年目・3年目に見込んでおり、Q1の人件費増も、MBSEの開発費を先行して計上した結果だった。株価は7月17日の高値¥5,820から、2026年1月下旬には¥4,500まで23%下落した。しかし、この間の開示は下期に業績が伸びるという会社の説明を支えていた。2025年10月にはArtisan Partnersが8.11%の大量保有報告書を提出し、主要な海外株主となった。同年11月には創業50周年の記念配当¥100を加え、FY3/26の1株配当は合計¥200となった。2025年12月の中計進捗説明会では、戦略を「半導体」「自律AI」「モデルベース・システムズエンジニアリング」の三つに整理し、次世代有機パネル実装に向けたレゾナック主導のJOINT3コンソーシアムへの参加も公表した。それでも市場は、費用を先に計上したことを中期計画の実行力への懸念と受け止め、受注残が増え続けるなかでも株価は低迷した。

03 · 現在地 2026年5月14日に発表したFY3/26決算は、業績が下期に伸びるという会社の説明を裏づけた。売上は¥431.01億(+5.8%)、営業利益は¥58.65億(+8.8%)で、会社予想¥56億を4.7%上回った。持分法適用会社のビジネスエンジニアリング社から過去最高の¥9億の利益を取り込んだことで、経常利益は¥71.34億(+20.2%)となった。グループ営業利益率は40bp上昇して13.6%。FY3/27は売上+6.7%に対し、営業利益はFY3/26の+8.8%から+14.2%へ伸びを速める計画で、普通配当もFY3/25の¥100から50%増の¥150とした。2025年5月に決議した¥30億の自己株買いは2026年1月下旬に完了した。FY3/25の¥25億に続き、2年連続で上限近くまで買い付けたことになる。過去12カ月の総還元率は純利益の134%に達し、自己株比率は5.3%となった。今後4四半期で確認すべき点は三つある。FY3/27の営業利益予想¥67億は、中計最終年度の¥74億に照らして保守的なのか。GENESYSを中心とするMBSEの売上がFY3/28目標の¥30億へ増えるなか、FY3/23から4年連続で赤字の米州事業は計画期間中に黒字化するのか。そして、2年続けた自己株買いでもなお残る¥361億の現金をどう使うのかである。

02 · 投資家の論点

投資家の見方が分かれる3つの論点

直近の決算とFY3/26決算説明会の質疑を踏まえ、株価評価を左右する三つの論点を整理する。

論点 01 · 資本配分
¥361億の現金は柔軟なM&Aを支える資金なのか。それとも、本業の資本収益率が預金金利の5倍に達するなかで、資本効率を押し下げる余剰資金なのか。
強気 強気派は、自己株買いを2年連続で上限のほぼ100%まで実施したこと(FY3/25 ¥25億・FY3/26 ¥30億)を評価する。2024年11月にはDOEを5%以上とする方針を導入し、FY3/27の普通配当も50%引き上げた。FY3/26の総還元率は134%に達しており、株主還元が一時的な施策ではなくなり、現金の増加にも歯止めがかかり始めたとみる。FY3/27本決算(2027年5月)で年間¥30億超の継続的な自己株買い、またはDOEを段階的に6%超へ引き上げる方針を公表し、FY3/27期末の現預金・短期有価証券が¥361億以下に収まれば、この見方は成立する。
弱気 弱気派は、FY3/26に¥30億の自己株買いを実施してもなおキャッシュ残高が積み増したこと、10年にわたる「柔軟なM&A」の枠組みが図研エルミック1件(¥16億)のボルトオンしか生んでいないこと、FY3/27計画ROEがFY3/26の13.0%から11.2%へ低下することを余剰の可視化されたコストと指摘。この見方が成立するのは、FY3/27期末で現預金・短期有価証券が¥370億超、既に進行中の自己株買いを超える追加の認可がなく、年度内に完了した¥30億以上のM&Aもない場合である。
論点 02 · MBSE事業
GENESYSはFY3/28に向けて第2の成長事業になるのか、それとも米州事業の赤字が続くのか。
強気 強気派は、FY3/26のアメリカセグメント営業赤字が前期¥-7.85億から¥-3.92億へ半減したこと、レゾナック主導のJOINT3コンソーシアム参画とIBMとのAI向けチップ実装協業がチップ・パッケージ設計ポジショニングの外部承認を意味すること、中計のFY3/28 MBSE売上目標¥30億はFY3/25実績¥19.7億に対しCAGR15.1%を含意し既に進行中の傾きと整合的であると捉える。この見方が成立するのは、Q4 FY3/27(2027年5月)でアメリカセグメントが営業黒字化または損益分岐点を達成し、中計中間時点のMBSE売上が¥25億以上で開示される場合である。
弱気 弱気派は、商用MBSEの買い手がCadence Helium、Siemens Polarion、Mentor E3Dツールチェーンの顧客でもあり — これらは図研のインストールベースがない領域である —、図研最強チャネルである日本のビジネスマシン・一般電子OEMが商用MBSEとしては最弱の買い手であることを指摘。CAGR15.1%は主張であって証拠ではなく、顧客数もライセンス対パイロットのミックスも開示されていない。この見方が成立するのは、FY3/27のアメリカセグメント営業赤字が¥-3億超で着地し、中計中間時点のMBSE売上が¥20億未満で開示される場合である。
論点 03 · 地域別収益性
アジア事業は売上¥21.4億の規模を超えても営業利益率29.2%を保てるのか。欧州の利益率は10%超へ戻るのか。それとも、安定して利益を伸ばせるのは日本だけなのか。
強気 強気派は、アジアセグメントが¥21.4億の売上で29.2%の営業利益率を成立させていることをソフトウェアモデルが越境することの証拠と読み、欠けている変数はスケールであって、中計が掲げるインドCR-8000ランプが次のベクトルである。欧州の利益率低下(11.0%→9.3%)はFXとプロダクトミックスの問題で、E3.seriesの鉄道・電力網インストールベースは事実上の標準であり続けている。この見方が成立するのは、FY3/27でアジア売上が前年比12%超成長し営業利益率28%以上を維持、欧州営業利益率が10%以上に戻る場合である。
弱気 弱気派は、30年の海外事業が生んだのは欧州の構造的勝利1件と小規模売上ベースのアジア黒字1件に留まり、中計はFY3/28まで日本の追加売上+¥55億に対し海外を+¥28億しか織り込まないと指摘。30年にわたり海外事業を抑制してきた非日本人バイヤーとの営業組織カルチャーの摩擦は、FY3/26の開示において目に見える形で対処されていない。この見方が成立するのは、FY3/27でアジアの売上成長率が前年比8%以下に減速し、欧州営業利益率が8.5%未満に圧縮、加えてアメリカセグメントがFY3/26で設定された損失半減期待を下回る場合である。
03 · 資本効率を左右する材料

評価を変え得る3つの開示・資本政策

利益が会社予想を上回らなくても、開示と資本政策を改善すれば評価を変えられる。評価を左右する三つの材料を挙げる。

注目点 01 · 資本政策
総還元方針の変化は、余剰現金による資本効率の低下を抑えるか
FY3/26キャッシュフロー+FY3/27支払予定の宣言済期末配当
営業キャッシュフロー
+¥61.3億
設備投資
−¥7.6億
FY3/26期間中の配当支払
−¥21.5億
自己株買い(2026年1月完了)
−¥30.0億
= FY3/26 キャッシュ純増減
+¥2.2億
FY3/26期末配当 (2026年6月支払予定)
−¥31.6億
FY3/26は自己株買いが営業CFの約96%を吸収し、キャッシュはほぼ横ばいだった。134%という総還元率には、すでに決定したFY3/26期末配当(¥150/株 × 21.08百万株 ≈ ¥31.6億)も含む。この配当の現金支出はFY3/27に発生する。
FY3/26期間中、営業キャッシュフロー¥61.3億は設備投資¥7.6億、配当支払¥21.5億、2026年1月完了の¥30.0億自己株買いの原資となり、残余¥2.2億がキャッシュに積み上がった。総還元率134%の見出し数値は先行コミット:宣言済みFY3/26期末配当¥150/株(≈¥31.6億、2026年6月支払)と既執行の自己株買いを、純利益¥54.0億に対する比率として示したものである。今後の方針として、DOEフロアを5%から7%へ段階的に引き上げる方針、配当を上回る経常的な自己株買い認可とフリーキャッシュフロー100%の総還元フロア、または時価総額の25%を上限とするキャッシュ比率ルールが示される場合、過剰資本のバランスシートは「観察対象」から「再評価イベント」へ変わり得る。留保される1円の評価には、本業の投下資本利益率と預金利回りの比較が重要になる。必要となる手続きは取締役会決議1本である。
実行負担
取締役会決議+IR資料1スライド
最短発動タイミング
FY3/27本決算 · 2027年5月
注目点 02 · 開示
米州事業の黒字化時期とMBSE成長のKPI
アメリカセグメント営業損益 · FY3/22–FY3/26
FY3/22
+¥1.25億
FY3/23
−¥1.13億
FY3/24
−¥3.54億
FY3/25
−¥7.85億
FY3/26
−¥3.92億
FY3/23以降4期連続の営業赤字 · FY3/26で損失半減 · 損益分岐点年・MBSE顧客数・商用ライセンスと試験導入の構成はいずれも未開示
アメリカセグメントはFY3/23以降4期連続で営業赤字を計上している——FY3/22までは黒字で、GENESYSを組み入れた2019年のVitech買収後も数年は利益を出していた;FY3/26の損失が¥-7.85億から¥-3.92億へ半減したことが目に見える傾きである。現時点の開示では、ブレイクイーブン年と、四半期ごとのMBSE顧客数・ライセンス対パイロットのミックスが分からない。これらが補足KPI表1枚に整理されれば、「4年間の投資フェーズ」を市場が外挿可能な軌道として捉えやすくなる。中計終年FY3/28の¥30億MBSE売上目標を評価するうえでも、FY3/26の開示を補う材料となる。必要な追加情報は四半期決算説明会の補足KPI表1枚分である。
実行負担
四半期1表追加
最短発動タイミング
Q1 FY3/27開示 · 2026年8月
注目点 03 · 開示
中計売上のMBSE・PDM・3DIC別の進捗
中計達成までの道筋 · FY3/25実績 → FY3/28目標
MBSE売上
¥19.7億 → ¥30億
PDM売上
¥61.3億 → ¥76億
3DIC研究費
プレレベニュー · 予算非開示
グループ営業利益
¥53.9億 → ¥74億(FY3/28)
FY3/27ガイド¥67億は前年比+14.2%・FY3/28 ¥74億はさらに+10.5%を含意 · 後半に伸びが集中する中計では構成要素レベルの開示が重要になる
中計はFY3/28までにMBSE売上¥30億(FY3/25の¥19.7億から)、PDM売上¥76億(¥61.3億から)、プレレベニューの3DIC研究プログラム(個別予算は非開示)を掲げている。3つのいずれも四半期短信では独立した売上ラインとして開示されておらず — すべてITソリューションのバケットに格納されている。会社は2025年12月の説明会で「PDM売上はもはやコンサル主導ビジネスのクリーンなプロキシではない」と説明した。MBSE・PDM・3DIC売上の四半期開示と、中計の累積進捗を示す補足表が1枚あれば、FY3/28の¥74億営業利益目標を、ナラティブではなく開示された証拠で市場が引き受けられるようになる。
実行負担
四半期1表追加
最短発動タイミング
Q1 FY3/27開示 · 2026年8月
04 · バリュエーション

今後4四半期のシナリオ

今後4四半期に考えられる展開を、前提の異なる三つのシナリオに分けた。将来を一つに予想するのではなく、開示と業績の組み合わせから評価レンジを考えるための試算である。

弱気シナリオ
¥3,600 – ¥4,200
−25% から −13%
試算上の評価倍率 · ~7–9x EV/EBIT(予想ベース)
MBSEがFY3/28 ¥30億ラインを越えられず、資本還元方針はDOE 5%のまま、キャッシュは¥380億を突破。
この経路が成立する条件
  • Q3 FY3/27(2027年2月)でグループ営業利益率 13%未満 ・売上成長率 +5%未満
  • FY3/27アメリカセグメント営業赤字が¥-4億超、中計中間時点のMBSE売上は¥20億未満で開示。
  • FY3/27本決算でDOE下限は5%据え置き、追加の自己株買い認可なし、キャッシュは ¥380億 を突破。
  • B-EN-Gの持分法利益が¥9億から¥5億近辺へ正常化し、経常利益成長率がマイナスに転じる。
  • FY3/28中計目標は維持されるが、後半傾斜の ¥74億 営業利益目標に対し明示的な留保条件が付される。

弱気帯¥3,600–¥4,200はFY3/27予想ベースEV/EBITで ~7–9x を前提とする。唯一の国内上場ソフトウェア同業他社であるビジネスエンジニアリング(4828)の~7.2xと同水準で、2024年2月にRenesasがAltiumを買収した際のJP非公開買収帯7–10xに並ぶ。

中立シナリオ
¥4,500 – ¥5,200
−7% から +8%
試算上の評価倍率 · ~9–11x EV/EBIT(予想ベース)
FY3/27会社計画は±2%内で達成、資本還元はFY3/26と同じペースを継続、中計は計画通り進捗。
この経路が成立する条件
  • FY3/27で売上 ¥460億 ±2%、営業利益 ¥67億 ±5%、純利益 ¥57億 ±5%
  • FY3/27普通配当¥150支払、FY3/27本決算で追加の~¥30億自己株買い認可。
  • アメリカセグメント営業赤字が ¥-2億 または損益分岐点へさらに縮小、MBSE売上は ¥25億 を辿る。
  • アジアセグメントが売上¥24億で営業利益率29%を維持、欧州は10%利益率で安定。
  • (MBSE顧客数、中計構成要素別売上表、DOE 7%への段階引上げ)のうち少なくとも1つがFY3/27期中に実現。
強気シナリオ
¥5,400 – ¥6,400
+12% から +33%
試算上の評価倍率 · ~11–14x EV/EBIT(予想ベース)
中計が前倒し達成、資本還元はより高い最低水準を定めて制度化、3DIC戦略が商用ライセンスへ転換。
この経路が成立する条件
  • FY3/27営業利益が ¥67億 会社計画を5%以上上振れ、グループ営業利益率が 15% 以上で着地。
  • FY3/27本決算で取締役会がDOE 7% 下値の目安または年間 ¥30億超 の経常的な自己株買いを認可。
  • 3DICプログラムが公表ベースの顧客獲得を実現(レゾナックJOINT3の商用化、またはIBM AI向けチップ実装の商用ライセンス)。
  • アメリカセグメントがFY3/27期中に営業損益分岐点へ到達、中計中間時点のMBSE売上が ¥27億 以上で開示。
  • FY3/28中計目標 ¥74億 がFY3/27までの進捗から達成可能な範囲に入り、H1 FY3/28の実績で後半に利益が伸びる計画の最終段階が見えてくる。

強気帯¥5,400–¥6,400はFY3/27予想ベースEV/EBITで ~11–14x を前提とする。唯一の国内上場同業他社(4828)の~7.2xを上回るが、Cadence・Synopsysなど世界のEDA同業他社が取引される17–22xはなお大きく下回る。強気上限の試算評価倍率は現在の 9.8x より2段階ほど高い水準にある。

SOTP · 図研の主力ソフトウェア事業
CR-8000 + E3.series + DS PLM + クライアントサービス · グループ売上の約94%
FY3/27プラットフォーム売上(ガイド)~¥430億
セグメント営業利益率(FY3/27会社計画プロキシ)~14%
含意セグメント営業利益(中位)~¥60億
同業他社評価倍率(B-EN-G 4828 ~7.2x 予想ベース)~7–12x EV/EBIT
中位含意EV:~¥720–840億(フォワードセグメント営業利益の12x)
同業他社評価倍率 比較 · 2026-06-09
上場日本ソフトウェア同業他社セット · 2026-06-09終値でEV再算定
図研 (6947) · 本銘柄レポート · ROCE 13%~9.8x
ビジネスエンジニアリング (4828) · 21%持分法 · ROCE 13%~7.2x
オービック (4684) · 利益率品質ベンチマーク · ROCE 17%~15.2x
CDNS / SNPS(グローバルEDA同業他社・参考)~17–19x fwd
サイバネットシステム(4312)は2025年に上場廃止。除外。JP上場同業他社(4828)は~7.2x 予想ベース(オービックは事業特性が異なるため除外);図研は 9.8x で唯一の国内上場同業他社をやや上回り、世界のEDA同業他社の評価水準を大きく下回る
SOTP · クロスチェック合計
主力ソフトウェア事業 + B-EN-G 21%持分 + ネットキャッシュ + その他事業
主力ソフトウェア事業EV(中位 @ 12x)~¥750億
B-EN-G(4828)21%持分の時価。1,260万株 × ¥1,105(2026-07-10)~¥139億
ネットキャッシュ(FY3/26実績)¥361億
SOTPによる試算株主価値~¥1,250億
SOTPによる試算一株当たり価値~¥5,900
3つの注目点のうち1つが具体化すれば、SOTPは中立〜強気シナリオを支持 · 現時価総額 ¥1,016億 vs SOTP ~¥1,250億
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