JII Compoundersの全銘柄分析。市場区分で絞り込み、銘柄コード・社名で検索できます。
ENSUIKO SUGAR REFINING
塩水港精糖は、創業120年の独立系精糖会社で、生産を同業との共同生産JV工場に委託し、腸活ブランド「オリゴのおかげ」を展開する。2026年5月8日、過去最高益を計上する一方で27年3月期の営業利益を前期比21%減と見込み、時価総額124億円に対し約112億円の投資有価証券を抱える構図が改めて浮き彫りとなった。
IWATANI CORPORATION
家庭用・産業用ガスで国内最大手、液化水素を製造から供給まで一貫して手がける国内唯一の企業。LPGやガスで稼ぐ現金が、水素への投資と国家が後押しする重要鉱物への参入を支える。営業利益は循環的な底にあり、論拠は割安さではなくオプション価値に依る。
NANKAI TATSUMURA CONSTRUCTION
関西で事務所・マンション・土木を手がける創業100年の総合建設会社。南海電鉄グループ(現・株式会社NANKAI)が議決権62%を握る唯一の上場子会社で、グループの駅・商業施設の多くを施工する。2026年4月に初の自己株取得と増配を実施。純現金は時価総額の約48%にあたる。
GECOSS CORPORATION
ジェコスは、大型建設現場を支える重仮設鋼材(H形鋼・鋼矢板など)を賃貸・設計・施工する、JFEスチール系の会社。2024〜2025年にJFEスチールが持株を27.6%へ引き下げる一方、みずほリースが資本業務提携で20%を取得した。
RENAISSANCE INCORPORATED
ルネサンスは、ジム・プール・スイミング/テニススクールを備えた総合スポーツクラブを全国で運営し、会員約44万人を抱える大手。1979年にDICの企業内ベンチャーとして発足した。2026年5月8日、38施設で30.6億円の減損と純損失を計上、社長を交代し、資本を低資本の健康事業へ振り向ける2026-2030中期経営計画を発表した。
FP CORPORATION
エフピコは、スーパーの生鮮食品や弁当・惣菜を載せる簡易食品容器の最大手で、店頭回収した使用済みトレーを自社工場で新しい容器に再生する循環網を持つ。2026年4月30日、中東情勢による原料急騰を受けて27年3月期業績予想を未定とし、6月1日出荷分から20%以上の価格改定を発表した。
EBARA JITSUGYO CO., LTD.
荏原実業は、自治体向けに上下水道プラントを設計・施工し、荏原製作所のポンプを販売し、自社開発の環境製品も手がける、ネットキャッシュ・ROCE約22%のエンジニアリング企業。2026年6月30日時点でEV/営業利益は約7.2倍、ネットキャッシュは時価総額の約21%に相当し、受注残高は過去最高にある。
ASIRO Inc.
アシロは弁護士ポータル「ベンナビ」を中核に、弁護士から月額掲載料を得るストック型の法務メディアを運営する。FY2025は営業利益が約3.6倍・ROE37.8%へ急回復。2026年3月、英アクティビストAVIが創業者を上回る35%を保有するなか、配当性向を40%超へ引き上げた。
Allied Telesis Holdings K.K.
アライドテレシスは、ネットワークスイッチや無線LAN機器を開発・製造し、現地導入と複数年保守をつけて主に国内の学校・病院・自治体に販売する。2026年6月16日には新たな自己株式取得を決議したが、株価はEV/EBIT約4倍、時価総額の約46%を占めるネットキャッシュを抱えたまま推移している。
Nippon Parking Development Co., Ltd.
日本駐車場開発は、遊休地や未活用資産を借り上げて再運営するアセットライトな駐車場事業に、白馬バレーのスキー場と地域テーマパークを加える運営会社。資産構成が重くなるなかROEは42%から28%へ低下したが、2026年6月5日に上限10億円の自己株式取得を決議し、ROE30%超の目標を掲げる。
GAKUJO CO., Ltd.
株式会社学情は、20代向けに日本で最も使われる採用メディアと合同説明会を運営し、転職サイト「Re就活」と新卒サービスを束ねる、無借金・現金潤沢・創業家経営のコンパウンダー。2026年6月8日、通期の営業利益予想を26億円へ下方修正し、6.5億円の自己株式取得を決議した。
Temairazu, Inc.
ホテルや旅館の販売現場を裏側で支える『TEMAIRAZU』は、楽天トラベルやBooking.comなど複数の予約サイトの在庫・料金をまとめて動かすサイトコントローラー。売上の大半は月額課金で、FY2025の営業利益率は73%台。無借金で64億円のネットキャッシュを抱える一方、株価は2年前の水準に沈み、焦点は成長の持続性と資本還元の本気度に移っている。
BayCurrent, Inc.
ベイカレントは、日本を代表する大企業に戦略からデジタル・生成AI導入までのプロジェクト型コンサルティングを提供し、約5,600人のコンサルタントを一つの人材プールとして配置し、プロジェクト単位で収益を上げる。2026年3月18日には前年の10倍となる300億円・全量消却の自社株買いを決議し、買付は7月31日まで続く。
JENOBA Co., Ltd.
ジェノバは、GNSS測位の精度をメートル単位からセンチメートル単位へ引き上げる補正データを配信する、営業利益率56%のサブスク事業を展開している。国土地理院の電子基準点約1,300点を基盤にしており、焦点は契約者数の成長率が6%を上回れるか、そして純現金30億円をどう還元するかにある。
Cyber Security Cloud, Inc.
サイバーセキュリティクラウドは、国内シェアNo.1のクラウド型WAF「攻撃遮断くん」とAWS WAF自動運用サービス「WafCharm」を運営し、年間20億件超の攻撃データを独自AIエンジンに蓄積する。売上の約90%が継続課金で、解約率は1%未満、売上高と営業利益はいずれも6期連続で25%超の成長を続けている。
Rakumachi, Inc.
楽待は、日本の不動産仲介会社5,459社に月額掲載サービスを提供し、賃貸アパートや小型商業物件を48.7万人の個人投資家に届けている。2026年5月25日には、これまで主要な集客指標として掲げてきたページビュー(PV)の過去数値を訂正した。
ONE CAREER, Inc.
ワンキャリアは、卒業予定の就活生の3人に2人が利用する新卒採用プラットフォームを運営し、競合が容易に再現できない70万件の選考体験データベースを持つ。投資論点は、57%を保有する創業者がROCE38%の収益力を再投資に振り向けるのか、株主還元に回すのかにある。
User Local, Inc.
ユーザーローカルは、Webサイト、ソーシャルチャネル、社内AIチャット業務にまたがる顧客行動分析を企業に提供する単一セグメントのSaaS企業だ。既存の解析プロダクトによる粘着性の高いサブスク収益に、新しいAI-DX需要が重なり、高い利益率と厳格なコスト管理が収益モデルを支えている。
Zuken Inc.
図研は、電気設計の意図を実際のプリント基板やワイヤハーネスに落とし込む、国内OEMの設計ライブラリに深く組み込まれた50年の事業基盤を持つ。更新のたびに積み上がる保守・サービス収益が複利的に拡大しており、投資論点は始まったばかりの資本還元をめぐる議論にある。
Yappli, Inc.
ヤプリは、日本の小売・外食企業がネイティブアプリを運用するためのノーコード基盤を提供し、解約率1%未満という低さが競争優位を支えている。同じID基盤に4つのプロダクトを接続できる構造を持ち、投資論点はまだ制度化されていない資本還元方針にある。
Nippon Insure Co., Ltd.
ニッポンインシュアは、人的連帯保証人を受け入れない貸主が増えるなか、日本の借主の家賃支払いを保証する企業であり、高齢化がその需要をさらに広げている。ROCE32%の事業で現金が積み上がるなか、経営陣が10%の配当性向を引き上げるかが焦点だ。
Plus Alpha Consulting Co., Ltd.
プラスアルファ・コンサルティングは、タレントパレットを中心に、粘着性の高いエンタープライズ契約と高い資本収益性を持つ国内HR SaaS企業である。本レポートでは、成長性と資本政策を投資家が検証しやすくなれば、株価の再評価余地が生まれる理由を整理している。
Toyokumo, Inc.
トヨクモは、日本の中小企業が災害時の安否確認、kintone業務アプリ基盤の拡張、チーム内ナレッジ管理に使う3つのクラウドソフトを提供している。投資論点は、NotePM買収がのれん負担に見合う収益を生めるか、そして44億円の現金が株主に還元されるかにある。
Cybozu, Inc.
サイボウズは、日本企業3万9,000社が社内業務アプリを構築するノーコード基盤「kintone」を提供している。投資論点は、FY25の価格改定による利益急増が高くなった費用水準のもとでも維持できるか、そして5月の30億円自社株買いが明文化された方針になるかにある。
HENNGE株式会社
HENNGEは、日本企業が業務メールや各種アプリに安全にログインするためのクラウドセキュリティソフトを提供し、データ保護やエンドポイント領域のモジュールも展開している。投資論点は、ARR成長率が+14.7%から再加速するか、そして新製品が投資負担を吸収するなかで利益率がどの水準に落ち着くかにある。
株式会社ビジョナル
ビジョナルは、中途プロフェッショナル人材向けのダイレクトリクルーティング基盤「ビズリーチ」を運営し、黒字化したHR管理SaaS「HRMOS」も展開している。投資論点は、HRMOSの黒字化が自律的なものか、それともsonar ATS連結によるものか、そして700億円の現金をどう使うかにある。